2005年5月8日号

多民族国家に貢献できる子供の教育


 ↑ ドジャーズ球場での国歌斉唱

「うちの息子はアメリカ人です」と言うと、金髪でブルーアイの白人さんと日本人のハーフの格好いい男の子を想像する人がたくさんいます。みなさんは「アメリカ人」という言葉からどのような姿を思いうかべますか。
実は「うちの息子」は典型的な「九州男児」です。私たち夫婦が玉名出身ですので『我が家のアメリカ人』(息子)は熊本弁も得意です。ただロサンゼルスで生まれたのでアメリカ国籍も持っているというだけのことです。
人種や肌の色がちがっても、アメリカ生まれの子にはすべて『平等』にアメリカ人として育つ権利があたえられています。
ただし、アフリカやアジアからの移民の権利がアメリカで認められるようになったのははわずか五十年ほど前のことです。
公立学校では、アメリカに貢献できる(国の役に立つ)人材は大切に育てられます。たとえば、全米でトップ0.2%に入る学業成績の子供や国際大会で入賞できるような生徒は無料で大学進学もできるという具合です。
毎朝、正門に国旗と州旗をかかげるのは児童会の大切な仕事です。また、毎朝(強制きょうせいではありませんが)子供たちは胸に手を当てて『自分たちの国は神に祝福されている』という言葉を声に出してくり返します。こうしてさまざまに異なる文化や家族背景をもつ子供たちに合衆国への忠誠心を植えつけていくのです。
2000年以上も他民族から攻撃されたことのない島国「日本」とはちがい、さまざまに異なる文化背景をもつ移民が集まっている合衆国「アメリカ」では「アメリカ人」の育成が大切な課題の一つなのです。
もし、メジャーリーグの野球放送を見る機会があれば、ぜひこの記事を思い出して国歌斉唱の場面を見てください。

 

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