2006年1月8日号

新春をかざる花のパレード


 ↑ バラとガーベラとランの花を敷き詰めたフロート

ロサンゼルスの元旦はパサデナ市のローズパレードからスタートするものですが、今年は元日が日曜日でしたので、全米最大の花のパレードも2日(月曜日)に繰くり越こされました。教会にかよう白人中心の社会のならわしからです。
ヨーロッパから新大陸にわたったキリスト教徒にとって大切な行事はクリスマス(聖誕祭)と春のイースター(復活祭)と冬の感謝祭です。はなれてくらす家族が集まって神に感謝する祝日が11月末から元旦まで続いていますので、この時期がホリデーシーズンとよばれています。感謝祭の前の日は故郷へ帰る人と買い物客で混雑し、アメリカの町はちょうど日本の大晦日のようなにぎやかさです。
日本の年賀状にあたるのはクリスマスカードです。キリスト教徒以外の社会進出につれて、クリスマスカードのよび名がホリデーカードやシーズンズグリーティングスと変わりましたが、年賀の言葉はこのカードに書きそえるだけです。

ご来光をおがんだり元旦に祈願する習慣のない社会で正月気分をもり上げるのが写真のローズパレードです。ロサンゼルス郡で古い歴史を誇るパサデナ市のコロラド通りを2時間半に渡って、大きな山車(だし:フロート)やマーチングバンドがパレードします。山車は花びらや種などの自然素材だけで色どられています。高価な花がびっしり飾り付けられた山車からは本物のシャボン玉が噴出したり、滝からは水が流れ落ちたりと、とても豪華です。
種や花びらを一枚ずつ手作業で貼りつけるのはボランティアの人たちです。バンドは地区からえらばれた代表ですので、パレードへの参加はとても誇らしいことです。
今年は元旦から雨がふっていましたが、パレードの晴れ姿を直接見ようと、寝袋や毛布で身をくるんだ人が沿道をうめつくしていました。

 

もくじのページへ戻る